魚津城
富山県魚津市本町1丁目
”魚津城の築城年代は明らかではないが、角川の河口近くに築かれており、室町時代に新川地方の政治的・軍事的中心であった松倉城への重要な交通ルートの押さえとして築かれた支城であったと考えられている。 天正十年、上杉方の越中における拠点であった魚津城を織田方の柴田勝家、佐々成政、前田利家らが攻め、本能寺の変の翌日の六月三日に落城している。その後、加賀藩の支配下となり、江戸初期には廃城となったが、武器庫や米蔵が置かれ万一に備える一方、城外に奉行所や郡代が置かれ、新川郡の政治的・軍事的中心として栄えた。明治頃までは堀や石垣が残されていた。”説明板から。