伊賀上野城 三重県伊賀市上野丸之内 19981128

”伊賀上野城は天正伊賀の乱(1581)の後、大和郡山から移った筒井定次が三層の天守を構えたのが最初である。定次が改易の後、慶長十三年(1608)伊賀伊勢の領主として伊予から移封された藤堂高虎が筒井故城を大改修して築いたのがこの城で、築城の名人と評された高虎がみずから縄張りをし濠を深くして日本一の高石垣で囲み梯郭式の堅固な城郭とし五層の大天守を築いた。 ところが竣工直前、慶長十七年(1612)暴風雨のため天守が倒壊、そのうち大阪夏の陣で豊臣方の滅亡と武家諸法度による城普請の禁止により城は再び建てられることなく300有余年が過ぎた。 現在の天守閣は昭和十年(1935)川崎克氏が私財を投じて高虎の築いた基台に桃山建築の粋をあつめて再建したもので、わが国最期の木造天守閣である。 碧緑の上に見える城郭の美観は恰も鳳凰が翼をやすめる安らぎを思わせ、白鳳城の雅名もある。”説明板から。

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